生理がこない、生理不順、漢方でも飲んでみようかなあ・・・と思っている方。漢方ってどんなふうに効いてくるんだろう。どれくらいの期間続けるんだろう。いろんな疑問、迷いが湧いてきますね。治療された方の例をいくつかご紹介しましょう。 １ ）体の不調を改善したら妊娠！（33歳） 結婚して1年を過ぎたが、冷え性、胃腸が弱い、食べ過ぎるとだるい、下痢しやすい、痩せ気味で疲れやすく顔色も白っぽく元気が出ない、右目右肩に重だるい痛みがあり、しつこく続いている。 生理周期は長く、生理前から生理痛もひどい、このままでは妊娠できないのでは・・・ 初回：基礎体温表の記入開始。片噛みの癖があるので、奥歯の左右を均等に使って噛むよう注意する（レオピン５と逍遥丸） 1ヵ月後：生理出血の量が増えた。生理前のだるさがひどかったが、胃腸などの諸症状が改善。噛み方を注意したおかげで、顔の左右が均等になり表情も目肩の痛みも和らぐ 。 2ヵ月後：基礎体温表を見てみると、排卵までに日数がかかり（低温期30日以上）、高温期に移行するのにも日にちがかかりすぎ、高温期が7日しかないことが判明。だが漢方を飲み始めて以来、低温期が30日、23日と短くなっている。 周期療法開始（生理周期のステージにあわせて漢方薬を使い分ける療法） レオピン５、婦宝当帰膠、杞菊地黄丸、逍遥丸、開気丸、当帰芍薬散など 3ヵ月後：低温期から高温期への移行がスムーズになる。低温期20日 高温期9日 4ヵ月後：生理痛が減った。低温期20日 高温期10日 体温の日変動が減り安定。初めの頃よりややぽっちゃりして、ひ弱な感じがしなくなった。 5ヵ月後：低温期14日で排卵 高温期が続き37度をキープ 。妊娠判明！ ２ ）服用にリズムをつけたらだらだら周期にメリハリが（36歳） 生理周期が50日前後 排卵後の高温期への移行に5日ほどかかり、高温期が7日くらいしかない 生理出血量少なめ、やや冷え性。（婦宝当帰膠、杞菊地黄丸 冠元顆粒でスタート） 体が温かく、朝起きるのも楽になってきた。低温期に理気剤（冠元顆粒、逍遥丸）をリズムをつけて服用 。 ２周期目：高温期がはっきりしてきた。 ３周期目：低温期14日目で排卵。 ４周期目：低温期は22〜23日あったが、１〜２日で高温期へ移行。 ５周期目：相変わらず低温期は長いが、高温期への移行スムーズ。高温期がしっかり14日間持続 今後は、もっと体力をつけて、卵胞期の充実を図る。年齢的には、毎周期良い状態を保つのは難しいかもしれないが、良い周期をより多く迎えられるようにしていく。 ３）血の道４ヶ月 「血の道」に関する症状を改善するために必要とされる期間は、赤血球の寿命に相当する４ヶ月がワンクールといわれます。漢方などの養生をはじめて、良い血液が日々補充され始め、すっかり入れ替わるのに４ヶ月かかるということなのでしょう。 さらに、それが季節の影響を受けて悪化しないかどうか見極めるには、１年は経過をみてゆくべきでしょう。 季節の変化に応じて、漢方薬の種類や飲み方を変えることが必要な場合もあ ります。体調とよく相談しながら、さじ加減をしてください。若々しく働きの良い血液で満たされるよう、焦らずコツコツ養生を続けてゆきましょう。 ◆おすすめページ 生理と漢方 生理が来た！無月経のはなし 生理痛 ここに紹介する情報はごく一部です。お近くに漢方相談をしてくれる薬局や医院があれば、是非じっくり相談して自分のタイプを判定してから用いる漢方薬を決めてください |
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